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2018年2月17日

加湿器はどのくらいかけていいの?結露しない湿度の限界とは?

以前に、「冬の室内は、どうして乾燥するの?」と題して、湿度の仕組みについて、少し書きました。

過去記事「冬の室内は、どうして乾燥するの?」はこちら。

どうして、冬、部屋の中がカラッカラになってしまうのか?読んでなんとなくわかったとしても、じゃあどうすればいいの?と思いますよね。

風やインフルエンザの予防の意味でも、ある程度の湿度はあった方がよさそう・・・とか、

アトピーや乾燥肌で、湿度が低いと肌の状態が悪化してしまう・・・とか、

静電気がひどい・・・など、

ほとんどの家庭で、加湿器を使っているのではないでしょうか?

我が家では、こんな加湿器を使用中!

(電気代はかかるけど、雑菌の心配のないスチーム式です。)

kato2018021702.jpg

ちなみに、下の画像は昨晩の我が家の温湿度計で、加湿器を使う前と後。

kato2018021701.jpg

夕飯が鍋物だったので、加湿器使用前もこれでも少し高めの湿度なのですが、30%から40%に上がっています。

こんな風に、加湿器を使っていて、ふと窓をみると、「窓ガラスがうっすら結露していた!」ということ、よくあります。

窓ガラスなどの表面が湿度何パーセントになったら結露するのかを、前回のブログと同じように空気線図でみてみます。

窓のガラスがペアガラスだと、表面温度は約12~15℃くらいです。

(外気温や、窓下のパネルヒータの有無、方角によって表面温度は変わります。)

下の空気線図をみると、23℃で湿度48%の空気が、12℃で湿度100%になります。

こうなると、うっすら結露し始めるわけです。

kato2018021703.jpg

ちなみに、トリプルガラスのサッシですと、表面温度が15℃~18℃くらいです。

下の空気線図では、18℃(黄色の線)で結露するのは、室温23℃の時に湿度75%の空気(ピンクの線)。
15℃で結露するのは、23℃のとき63%の空気。

kato2018021705.jpg

この様に、空気線図を見た結果、加湿器を使うときは48%以上にならないようにした方がいい!ということになりますね。

トリプルガラスの場合は、63%まで加湿しても大丈夫。

(窓下にパネルヒータを設置して場合は、これより若干高めの湿度でも大丈夫です。)

しかし、加湿をするうえで気をつけてほしいことは、まだあります。

クローゼットの奥にしまっていたダウンコートや、壁にくっつけておいた本棚の裏にカビが生えていた!なんて経験はないでしょうか。どうしてこうなってしまうのか、次回説明したいと思います。

↓↓結露してない室内環境を体験しに来てくださいね。

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