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加湿器はどのくらいかけていいの?結露しない湿度の限界とは?
以前に、「冬の室内は、どうして乾燥するの?」と題して、湿度の仕組みについて、少し書きました。
どうして、冬、部屋の中がカラッカラになってしまうのか?読んでなんとなくわかったとしても、じゃあどうすればいいの?と思いますよね。
風やインフルエンザの予防の意味でも、ある程度の湿度はあった方がよさそう・・・とか、
アトピーや乾燥肌で、湿度が低いと肌の状態が悪化してしまう・・・とか、
静電気がひどい・・・など、
ほとんどの家庭で、加湿器を使っているのではないでしょうか?
我が家では、こんな加湿器を使用中!
(電気代はかかるけど、雑菌の心配のないスチーム式です。)
ちなみに、下の画像は昨晩の我が家の温湿度計で、加湿器を使う前と後。
夕飯が鍋物だったので、加湿器使用前もこれでも少し高めの湿度なのですが、30%から40%に上がっています。
こんな風に、加湿器を使っていて、ふと窓をみると、「窓ガラスがうっすら結露していた!」ということ、よくあります。
窓ガラスなどの表面が湿度何パーセントになったら結露するのかを、前回のブログと同じように空気線図でみてみます。
窓のガラスがペアガラスだと、表面温度は約12~15℃くらいです。
(外気温や、窓下のパネルヒータの有無、方角によって表面温度は変わります。)
下の空気線図をみると、23℃で湿度48%の空気が、12℃で湿度100%になります。
こうなると、うっすら結露し始めるわけです。
ちなみに、トリプルガラスのサッシですと、表面温度が15℃~18℃くらいです。
下の空気線図では、18℃(黄色の線)で結露するのは、室温23℃の時に湿度75%の空気(ピンクの線)。 15℃で結露するのは、23℃のとき63%の空気。この様に、空気線図を見た結果、加湿器を使うときは48%以上にならないようにした方がいい!ということになりますね。
トリプルガラスの場合は、63%まで加湿しても大丈夫。
(窓下にパネルヒータを設置して場合は、これより若干高めの湿度でも大丈夫です。)
しかし、加湿をするうえで気をつけてほしいことは、まだあります。
クローゼットの奥にしまっていたダウンコートや、壁にくっつけておいた本棚の裏にカビが生えていた!なんて経験はないでしょうか。どうしてこうなってしまうのか、次回説明したいと思います。
↓↓結露してない室内環境を体験しに来てくださいね。
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