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『UA値とQ値の違いをカンタンにシリーズ』その2 UA値を計算してみました
家の断熱性能をあらわす、Q値とUA値。 前回のブログで、Q値が公平ではないので、UA値に変わったことを書きました。
前回はUAさんの画像を見てUA値の言葉を覚えられたと思うので、
今回はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓
Qといえば、オバケのQ太郎。
またまた脱線しました(;^_^A
Q値の計算方法を、前回のブログの2階建てと平屋について、ざっと見直してから、今回のUA値の計算の説明をみるとより分かりやすいかも。
『Q値はUA値に変わったんですか?…比較するとよくわかる!』
Q値との違いは、
ズバリ2点
①床面積で割らないで、外皮面積で割る!
②換気の熱損失を足さない!
なのです。
外皮面積って何?と思った方、多いと思います。
外皮面積とは、建物の周りの面積全部のこと。 外皮=外側の皮(かわ)ということなんですね。
家の外側の皮は、
天井
壁(窓、ドアも含む)
床
です。
図を見てください。
図の建物の場合、外皮面積は、2階建ても平屋建ても両方とも、600㎡です。
(※注 基礎断熱の場合、特殊な面積計算式が国で決められています。シーズンの建物は基礎断熱ですので、実際には計算式を使い面積を換算していますが、今回は複雑になるので床断熱の計算方法で考えています。)
そうすると、2階建ても平屋建ても、同じUA値 0.33になるのです。
Q値では、2階建てが1.5で、まったく同じ形で平屋にしたら3.0になりました。
床面積で割っていたから。
同じ形で同じ性能の建物だったら、UA値は同じ!!! これって、とってもわかりやすいですよね。
モデルハウスを回ったり、カタログやホームページを比較するときに、UA値を比べれば、ズバリ違いがわかります・・・・・
・・・・・・
と、言いたいところなのですが....
シーズンの広告を穴のあくほど見てくださっていればお気づきかもしれませんが、
なぜか、
UA値とQ値を両方とものせている事がありますよね。
こんな風に。
Q値は引退し、UA値に主役の場を明け渡したはずなのに….
なぜ、わざわざ両方書くんでしょう????
実は、書きたくなってしまう理由があるのです。
その理由が、サラッと前に書きましたが、 【Q値とUA値の違い②換気を足さない】 という計算方法と、実は深くかかわってきます。
長くなってきたので、その辺のことは、また次回に書きたいと思います。
勝手にシリーズ化 『UA値とQ値の違いをカンタンにシリーズ』その3につづきます。
では、今回も長い説明と下手な絵にお付き合いいただき、ありがとうございました。