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暖かく過ごすためのパネルヒータの使い方
冬が近づいてきましたね。
10月に入って、暖房のスイッチを入れた方も多いと思います。
さて、新築されて初めてパネルヒータのセントラル暖房を使うことになった時、
「温度設定ってどうするの?」と、疑問に思いますよね。
私どもも、お引渡の時質問されることが多いです。
ファンヒータやエアコンのように、
20℃とか25℃とかの、表示はありませんから。
各部屋のパネルヒータにサーモバルブというダイアルの付いたものがあります。
サーモバルブとは、温度センサーの付いた蛇口のようなものです。
一応設定は、下の図のようになっていますが、だいたいな感じです。
(森永さんのHPよりお借りしました。)
初めは、ダイヤル5か6くらいで使ってみましょう。
もう一つ、熱源側(エコジョーズやエコフィール、エコキュートなど)の暖房温水温度も変えることができるようになっています。
こちらは、使い始めは一番低い温度から始めましょう。
まだ、本格的な寒さが来ていない今頃は、熱源側は最低温度にして、ちょうどいい室温になるように、サーモバルブのメモリを調整してみてください。
この時の調整のコツは、大きく動かさないこと。半メモリか3分の1メモリくらいを動かして、半日くらい使って様子を見るのがいいです。
さて、ちょうどよいダイアルの位置が見つかったとしても、
だんだん、寒さが厳しくなってくると、実はサーモバルブが温度が下がったと感じて、蛇口を開いたとしても、温水の温度が低いので、部屋が温まるのに時間がかかるようになってきます。
ちょっと寒いな~、と感じるようになってきたら、熱源側(エコジョーズなど)の温水温度を一段階上げてみてください。
温まる時間が早くなるのと、窓ガラスの冷たさを強く打ち消してくれるようになるので、前より暖かく感じるようになりますよ。
寒さが厳しくなってきたら、だんだん温水温度を上げ、寒さが緩んできたら下げていきます。
こんな感じで、ひとシーズンかふたシーズン使っていただけると、
我が家のベスト設定が見つかるはず!
以上、元パネルヒータメーカ勤務の加藤から、アドバイスでした。