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2016年11月14日

「住まいから考える健康」セミナー

先日、石油連盟主催の「住まいから健康を考える」セミナーに参加してきました。

講師のお一人目は、首都大学東京名誉教授で、健康寿命の研究をされている、医学博士の星旦二先生。

「ピンピンコロリの法則」等、著書も多く出されている方です。

先生は医学博士ですが、「寿命を延ばすのは医学ではない!」と明言されていました。

健康寿命を決定する要因は、収入や学歴、幸福感や目的意識、思いや夢、そして地域環境と住宅環境なのだそうです。

以下「暖かい住宅への転居によって病気になる人が減少する」というデータを先生の講演資料からお借りしました。

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脳血管疾患はヒートショックの話がよく聞かれるようになったので認識していましたが、その他の病にも強く関連しているのですね。

そうそう、歯に関しては、かかりつけの歯科医を持ち定期的にメンテナンスすることが、大事なことだそうです。

講師のお二人目は、(株)フーム空間計画工房一級建築士事務所代表の宮島 豊氏です。

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「暖かさと快適さは違う」というテーマでした。

建物内部の表面温度によって、同じ室温でも体感温度は全く違うこと。熱がたくさん逃げるところ(=窓)をしっかり暖めてやる暖房計画が大事なこと。

どんなに良い換気システムを使っていても、換気計画をしっかりしていないと役に立たないこと。

夏、直射日光を室内に入れてしまうことは、10畳の部屋に人間を30人詰め込んでいるのと同じことになるので、エアコンを使うことを考える前に、日射のコントロール、通風の計画をしっかりするべき。

などなど、一般の方も来られていたセミナーだったので、大変わかりやすく説明されていました。

主催の石油連盟の機器展示もされていて、とても賑わっていました。

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